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11月, 2018の投稿を表示しています

11月24日 既に渦はある!

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    今日はホールに入るや否や、「わぁっ!」という歓声が様々なところからあがりました。 「うみのうたごえ」の迫力ある舞台美術が組まれていたのです。 いよいよ、本番を迎えるのだなぁ。 皆の表情がより一層引き締まっていくのが分かります。 今日は明日の本番に向けて、場当たりとゲネプロです。 場当たりとは、実際の美術や明かり、音楽に合わせて動きやきっかけを確認していく作業です。 素敵な美術や照明にワクワクする気持ちが高まりますが、 こういう時こそ、冷静にいつも通りを心掛けながらシーンを確認していきます。 「いいお芝居をするぞ!」という強い気持ちが互いに伝染するのか、場当たりもゲネプロも、とてもスムーズに進んだように思います。 しかし中には、緊張に負けてしまいそうなメンバーもいて、休憩時間中に「緊張するわー」「できへんわー」「失敗したらどうしよー」と言ってスタッフや講師の腕をきゅっと掴んで来るのです。(本当はちゃんと出来てるのに!!)   総合演出のウォーリーさんはそういうメンバーの気持ちも汲み取って、ゲネプロ前に「失敗しても大丈夫!お芝居を楽しみましょう!!」と声を掛けられていました。その言葉の魔法にまんまとかかって、ゲネプロは少し、リラックスした状態で挑めたのではないかと思います。 ↑皆を温かい目で見守るウォーリーさん(目は想像にお任せします♪) 見応えのあるシーンがたくさんあるのですが、本番までのお楽しみです。 今日はネタバレしない程度の写真でお許しください! ↑ネタバレギリギリ!! ↑音楽チーム   ↑念入りに衣装チェックする様子   ↑演出部アシスタント「なかしー」 さて、何を作って いるのでしょうか??     一番最初のプレワークショップでは、皆で一つの輪に集まることさえが難しく感じられました。それが今となっては、皆で一つになって、お客さんを巻き込んで、大きな海を大冒険しようとしているのです。これはもう既に、とてつもない渦が出来上がっているではありませんか!!! あとは自信を持って波に乗るだけです。 さあ、行くぞ!!

11月17日 最後の稽古

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この日は花博記念ホールでの稽古。 本番まで最後の練習日となりました。 午前中はアンサンブルリーダーと、前回通しを終えて気になった点や、参加者のケア面についてなどを洗い出しました。 登場退場が上手くいかなかったので、それらの確認と、ラストシーンのイメージの共有が主な話題になりました。 午後は全体練習。 確認した箇所を、繰り返し練習していきます。 その中でも今日は、案内人チームの話をします。 「案内人」の役は、観客を物語の世界へいざなう重要な役で、それ故に台詞もたくさんあります。 その役割も理解した上で、この一ヶ月、練習日だけでなく、自宅でも何度も何度も繰り返し練習してきました。 舞台に立つと、練習では味わうことの出来ないプレッシャーや緊張が出てきます。 それは、人に見られる、観客の視線を集めるからです。 どれだけ繰り返し台詞を覚えて完璧にしても、こればかりは本番でしか体験出来ません。しかしそこに舞台の難しさと面白さがあります。 案内人役3名も、並々ならぬ練習をして、家では台本を見なくても台詞が言えるようになったと口を揃えます。 しかし、いざ合わせてみると、なかなか上手くいきません。 それだけ、緊張を抱えているのだと思います。 失敗しても大丈夫。思い切って行こう。と声を掛けても、もし台詞を忘れると舞台が止まってしまうこともあります。不安はなかなか消えません。 だからといって、台本を持ってしまうとせっかく覚えたことが台無しになってしまうという悔しさもありますし、台本を持つと自由な演技が制限されてしまいます。 さて、どうするか。 まず案内人3人が、不安を減らし、自信を持って舞台に立てるようになるために、演出チームがサポート出来ることは何か。 3人でどうするか?ではなく、一人一人に話を聞いて、どうするのが良いかを考えました。 話し合いを経て挑んだ最後の通し稽古。 前回よりも少し緊張が和らいで、演技にテンポが生まれたように思います。 本来の力が出し切れない時、直接態度には見えなくても、不安や緊張が隠れている場合があります。そこにいかに耳を傾けて解消していくか。それも本番に向けてのサポートとして重要だと感じられた瞬間でした。 さあ、次はいよいよリハーサルです。

11月11日 通し練習

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昨日は後半部分を通してみました。 クライマックスの終着点が見えて一同がホッとしたのと同時に、課題も見えてきました。 動きに集中すると歌がおろそかになるのです。 これまでだって、歌と動きを同時に練習する時間は取ってきましたが、 物語の流れの中でやるには、まだまだ慣れません。 今日の全体練習では、歌を大切に。 声を出すことに重きを置いた練習を繰り返していきます。 歌は大きく分けて2曲あります。 1曲は元気良くお祭りのように、もう1曲はハーモニーを大切に、生命の息吹を感じさせる歌です。 うた  うみ なみ みて どちらの曲も、言葉に連動して、動きがあります。 頭の中がごちゃっとしそうですが、これはもう、繰り返し練習するしかありません。 間違えても大丈夫。 大切なのは、声をしっかり出して、楽しい、祝祭の時間を作り出すことです。 命の繋がりを感じることです。       自信を持って歌えるようになったら、いよいよ通し稽古です。     今までサポーターやアシスタントが側で声を掛けてくれていた場面でも、 自らが起点となっていかなければならない箇所がたくさんあります。   怖いけど、不安もたくさんあるけれど、思い切ってやってみたら出来た!…なんてことはたくさんあります。通し稽古をして初めて気づかされる魅力もたくさんあります。   もう少し早くに気付くことが出来れば、もっと難しいことに挑戦出来たのになぁ…なんて欲張りな言葉が講師陣から聞こえてくるのは、この時期ならではの「あるある」です。 それだけ、作品の中で参加者が活き活きしているからだとも言えます。   通し稽古は訳30分。 終わってみると、「あっと言う間だった!」「感動した!」「楽しかった!」「泣きそうになった!」という声が参加者の中からたくさん聞こえてきました。出演者の心が揺さぶられている事が、何よりも「うみのうたごえ」の世界を紡ぎ出しているのです。   客席で見守っている付き添いの方も、涙ぐんで見られている方が多数いらっしゃいました。   よっしゃ!いけるで!!   稽古もあと2回。   このまま、怪我無く、病気も無く、上がり調子で練習を積んでいけることを願うばかり

11月10日 手を繋ぐ、息を合わせる、目を合わせる

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11月10日、この日は本番と同じ、ビッグ・アイのホールでの稽古です。 本番で使う舞台美術も仮組みして、本番同様の空間の中で練習します。 空間の広さが変わると、これまで練習してきたものが、その通りにいかないこともあります。 前回の練習では8歩で出来たことが、10秒かかったりするわけです。 午前中はリーダーズとアンサンブルリーダーズでそれらの確認を行いました。 午後からは衣装を着ての全体練習です。 後半部分は、手を繋いで動き、歌うシーンがあります。 10月28日にも同じ練習をしましたが、その時は半分ずつに分かれての練習だったので、今回は全体でもう一度合体させて位置などを決めていきます。 演劇では演技のみならず、音や照明をきっかけにタイミングを合わせて動く、ということはよくあります。しかし、多様な障がいを持つ人が参加するこのお芝居では、音や照明ではきっかけを取ることが難しい人もいます。 そんな時に取る解決手段として、ウォーリーさんは 「手を繋ぐ」 「呼吸を合わせる」 「目を合わせる」 これらを積極的に、かつ自然に演出に盛り込んでいきます。 とてもシンプルですが、お互いが安心し、心を通わせるには1番良い方法でもあります。   ↑熱心に演出指導するウォーリーさん。あれ…寝てる??? 総勢70名が一緒に動くこのお芝居ですが、この「手を繋ぐ」「呼吸を合わせる」「目を合わせる」によって、参加者の集中力が「うみのうたごえ」に向かい、高まっていくのが分かります。 こちらもついつい熱が入ってしまい、休憩を取るのを忘れてしまうほどでしたが、 本番に向けて、とても良い状態になってきていると思います。 この日は後半部分を通しておしまい。 さあ、明日はいよいよ通し練習です!!

11月4日 ヨース毛さん最終日

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この日の練習場は天満橋にあるドーンセンター。 午前はリーダーズの稽古。 スターチームは動き、案内人チームは台詞の細かな部分を高めていきます。 こちらは「案内人」という役の練習風景です。 物語のストーリーテラーとなる大事な役の3人ですが、実は台詞がとてもたくさんあるのです。 練習も、演出チームがつきっきりでみっちりやることが多く、かなりスパルタ(!)な密度の濃い時間になるのですが、3人ともいつもとても前向きに取り組んでいます。自分たちが物語の中心になる、という意識を強く持っていて、練習日以外でも、 日頃から家でたくさん練習をしてもらっています。 この日は、台本を放して読む練習と、覚えた台詞をそのまま言うのではなく、より会話に聞こえるように練習を重ねていきます。 この日は、話しかける相手を触りながら台詞を言う練習をしました。 会話に見せる、って、とても難しいのです。 台詞を声に出すことに加え、相手に届けるという意識が重要になってきます。 それは相手のことを意識する、ということでもあります。 演劇はたくさんのお客さんに見ていただくものなので、 観客も意識しなければなりませんし、相手役のことも気にかけなければなりません。 実はとても集中力を要することなのです。 この練習を経て、案内人チームは、より結束が高まり、台詞が会話として楽しいものになってきたように思います。 午後は、アンサンブルリーダーとの稽古です。 だれ昨日やった前半部分の精度を高めるために、リーダーがどう動くべきか、細かいきっかけなどを決めていきます。まさに、作品をひとつに纏めて行く作業です。 テンポリーダーに任命されたTさん。真剣に練習しています。 真剣にリズムを叩けば叩くほど、どこか皆を和ませてくれるのは、彼女の強い魅力です。 この日一日で、呼吸を合わせる部分やきっかけがかなり明確になりました。 次の練習で、これをアンサンブルチームに伝えて練習を重ねていくと、かなり作品の完成に近づいていくのではないかと思います。 皆がより自信を持って動けるように、陰ながらこのような働きを引受けて下さるアンサンブルリーダーズの皆さんには感謝しかありません。 そしてそして!! この日で音楽担当のヨー

11月3日 稽古も佳境に入ってきました。

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11月になりました。 本番まで練習も数えるほどしかありません。 前回のウォーリーさんとの稽古を経て、目指すべきところがかなり明確になりました。 残された時間を充実したものに出来るように、闘志を燃やす講師陣とスタッフチーム。 この雰囲気、伝わっているでしょうか。 いよいよ稽古も佳境です。 この日の練習場所は長居障がい者スポーツセンター。 本番同様の広さが取れる貴重な練習場所です。 午前はリーダーズとアンサンブルリーダーズの稽古。 チームごとに、前半のパートを作り上げていきます。 午後は、全体稽古です。 アンサンブルのシーンを中心に作っていきます。 中盤の「うず」を作るシーン。 前回ウォーリーさんと作った時はチームが半分だったので、この日は全員でやってみました。 なかなか迫力のシーンになってきました。 最後は前半部分を、全員で合わせてこの日は終了。 ここからは、ひとつひとつの動きの精度を高めていくことと、 分かれて練習してきたことを合わせて、ひとつの作品に仕上げていくことが重要です。 本番が近付いてくるというドキドキが、本番を迎えられるという喜びになるようにこの先の練習を積み重ねていきたいと思います。